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■ 2017年度 木の建築フォラム講習会のご案内

 材料から各種性能、設計例まで、木造建築物の設計、施工等に必要な基礎知識と最新情報を網羅した講習会を2012年度から進めております。6月からは2017年度開講の前期講座が始まります。皆様ふるってご参加ください。

(講習会事業幹事 河合直人)

【 対象者 】 木造建築にかかわるすべての人

*全12講座のうち、2017年度は上記の5講座を開講予定です。

【 お申込み方法 】
申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局へメール又はFAXにてお申込みください。

>> 講習会申込書 Word /  PDF

送り先・問合先:NPO木の建築フォラム事務局
 Tel 03-5840-6405 Fax 03-5840-6406 Email office@forum.or.jp

>>> お申込みの流れ

■ 2017年度・後期日程


応用編(4) 計5回(90分2コマ/1回)

地震津波被害・耐震診断・耐震補強

定 員:40名
受講料:会員2万5千円、一般3万円(※5回通し)
※個別受講も受付ております。
>> 詳細・お申込 Word /  PDF
会 場:東京都内の各会議室

【主旨】木造建築物の耐震設計の考え方は、明治以降、実際の地震被害に謙虚に向き合うことから出発して、工学的な知見を加え、基準法の壁量規定、その他の仕様書的規定に結びついています。耐震診断法もその考え方を踏まえて策定されています。しかしながら、近年でも熊本地震など、木造住宅等の地震被害は少なからずあり、耐震診断、耐震改修の必要性が高い状況は変わっていません。また、東日本大震災以来、津波被害も大きな課題となっています。本講座は、木造建築物の過去の地震被害、津波被害をもう一度腰を据えて見つめ直し、耐震診断法及び耐震改修技術について学ぶことを通して、既存木造建築物の耐震化、地震被害の軽減化について、ともに考える場を提供します。

コーディネーター:河合直人(工学院大学)

○第1回
テーマ:
福井地震までの地震被害
日 時:
2017年10月14日(土)13:30〜16:30
講 師:
腰原幹雄(東京大学生産技術研究所)
○第2回
テーマ:
近年の地震被害
日 時:
2017年11月4日(土)13:30〜16:30
講 師:
安村基(静岡大学)、河合直人(工学院大学)
○第3回
テーマ:
東北地方太平洋沖地震・熊本地震の被害
日 時:
2017年12月9日(土)13:30〜16:30
講 師:
槌本敬大(建築研究所)、中川貴文(国土技術政策総合研究所)
○第4回
テーマ:
耐震診断法
日 時:
2018年1月 20日(土)13:30〜16:30
講 師:
大橋好光(東京都市大学)
○第5回
テーマ:
耐震補強と診断・補強の実務
日 時:
2018年2月17日(土)13:30〜16:30
講 師:
五十田博(京都大学)、佐久間順三(設計工房佐久間)

応用編(5) 計5回

中大規模木造建築物の構造設計

定 員:40名
受講料:会員2万5千円、一般3万円(※5回通し)テキスト代別途

【主旨】近年、中層・大規模木造建築物の需要が高まりを見せている一方、構造設計のまとまった情報が十分に整備されていない状況にあります。
「木造建築物の許容応力度設計」の講師である稲山正弘氏により、木構造の設計に必要な資料をまとめた「中大規模木造建築物の構造設計の手引き」が今年発刊されました。
 そこで本講座は、上記のテキストを使用し、考え方の初歩から実務に役立つレベルまで、事例も含めて細かく解説する、実践的な講習会です。
なお本講座を受講するにあたっては、「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」(通称、グレー本)や「木質構造設計規準・同解説」をある程度理解している必要があります。

講 師:稲山正弘(東京大学大学院)
会 場:東京大学農学部教室

○第1回
テーマ:
構造と防耐火の法規および木質材料の基礎知識
日 時:
2017年9月30日(土)13:00〜16:30
○第2回
テーマ:
接合具(ボルト、ドリフトピン、釘、ビス、めり込み嵌合系、木栓)の計算法
日 時:
2017年10月28日(土)13:00〜16:30
○第3回
テーマ:
梁・柱の断面算定および大スパン架構(トラス、方杖、アーチ等)の設計法
日 時:
2017年11月18日(土)13:00〜16:30
○第4回
テーマ:
耐力壁と水平構面の試験法・評価法および詳細計算法
日 時:
2017年12月2日(土)13:00〜16:30
○第5回
テーマ:
木造ラーメンの設計法
日 時:
2017年12月16日(土)13:00〜16:30

■ 前期講座の様子

基礎編(4)「木造建築の防耐火設計」講座

近年、木造3階建て学校が準耐火建築物で建設可能になり、CLT(直交集成板)などの厚板の燃えしろ設計が告示化されるなど、木材をあらわしにしながら火事に負けない木造をつくるための法令・告示改正が続き、木造建築物の可能性が広がっています。そこで、基礎編(4)「木造建築の防耐火設計」では、下記5つのテーマで小中大規模木造の火災安全設計、最新の建築基準法・告示をはじめとする法令概要の解説、構造設計の演習により、実務に役立つ集中講座を開催しました。

  • 第1回:木造建築の防耐火設計概論
  • 第2回:都市木造ガイドツアー
  • 第3回:大規模木造の防耐火設計(1)
    〜その他建築物・準耐火建築物(木造保育所・小学校など)〜
  • 第4回:大規模木造の防耐火設計(2)
    〜耐火建築物(庁舎・共同住宅など)〜
  • 第5回:住宅建築の防耐火設計
    〜防火木造・準耐火建築物など〜

講師:安井昇(全回)、佐藤孝浩(第3,4回)、加來千紘(第2,5回)[以上、桜設計集団]

 第1回および第3〜5回では、1.5時間×2部構成の講座により、設計事例を交えながら画像や映像を中心に、火災の燃え拡がり方や木材を使う場合の適材適所の考え方など、木造建築の火災安全設計について学びました。また構造設計の解説では、準耐火建築物にて構造材を木あらわしとする手法として、参加者全員で燃えしろ設計の演習問題を取り組みました。集中講座の第2回は、1日かけて関東近郊の都市木造建築物を視察し、建物管理者の意見を聞きながら、建物を木造化する上での設計手法を学びました。また、このガイドツアーを通して、中・大規模木造建築物の施工上の課題や木造の技術開発上の課題についても見直す機会となりました。
 なお、本講習会は、都内近郊を始め遠方からの多数の方が参加し、計17名での会となりました。講習会後には、毎回、懇親会を開催することで、木造建築物の意匠・構造・防火についてざっくばらんに意見を交換し、講師・受講者同士の繋がりをつくる場となりました。今回の講習会が実務に役立つとともに、木造関係者の輪が広がると幸いです。

(講習会事務担当:加來千紘)


講義(演習問題への取り組み)の様子

都市木造ガイドツアーの様子(ウッドスクエア)

■ 後期講座の様子

応用編(4)「地震津波被害・耐震診断・耐震補強」講座

 木造建築物の地震被害に謙虚に向き合い、それを基に耐震診断法を改めて考えることを目指すこの講座も3回目となりました。講座の第1回から第3回まで、福井地震までの地震被害、近年の地震被害、東北地方太平洋沖地震・熊本地震の被害というテーマでじっくりと地震や津波による被害の状況を観察することから始め、これを念頭に置きながら、第4回と第5回で耐震診断法、耐震補強と診断・補強の実務について学びました。改めて過去の地震被害を研究者とともにつぶさに観察し、それと今の耐震診断・耐震補強を結びつけて考える機会はそうないのではないでしょうか。全回通しで8名の参加、その他何名かの個別参加がありましたが、耐震診断法の各項目の意味についての再発見をしていただけたなら幸いです。最終回に行ったアンケートでも、各回の講習内容について、「満足」、「大変満足」という方が多く、その理由として「周辺知識が身についた」、「講師から直接話が聞けた」、「仕事に直接役立つ」という答が多くありました。今後も皆様のご期待に添えるよう、講師とともに木の建築の将来を考える場にしていきたいと思います。

(コーディネーター:河合直人)

講習会の様子

応用編(5)「中大規模木造建築物の構造設計」

 近年、中層・大規模木造建築物の需要が高まりを見せている一方、構造設計のまとまった情報や具体的な検討方法などが十分に整備されていない状況にあります。そこで応用編5として中大規模木造建築物の構造設計講習会を開催しました。応用編2「木造建築物の許容応力度設計」の講師であり、昨年発刊された「中大規模木造建築物の構造設計の手引き」(通称、黒本)の著者である稲山正弘先生が講師を務め、5回の講義を行いました。
 「中大規模木造建築物の構造設計の手引き」をテキストとし、稲山先生の設計事例や具体的な接合部の検討方法や計算方法など、中大規模木造建築物の構造設計における実務的な内容の講義となりました。
 定員を上回る申し込みがあり、受講者には会場が狭くご迷惑をお掛けしたところもありましたが、講義終了後は、受講者から実務上の質疑が多数されるなど盛況でした。また最終回は稲山先生が構造設計をされた東京大学農学部弥生講堂アネックスで行われ、講習会後の懇親会では稲山先生も交え受講者同士での情報交換や交流が行われました。

(担当幹事:村上淳史)

講習会の様子

■ 2017年度・前期日程


基礎編(4) 計5回(90分2コマ/1回)

木造建築の防耐火設計

定 員:15名
会 場:桜設計集団一級建築士事務所(新宿駅南口よりすぐ)
受講料:会員2万5千円、一般3万円(※5回通し)

【主旨】2015年6月に木造3階建て学校が準耐火建築物で建設可能になり、2016年3月にはCLT(直交集成板)などの厚板の燃えしろ設計が告示化されるなど、ここ数年で木材を現しにしながら火事に負けない木造をつくるための法令・告示改正が続いています。これまで木造でつくってこなかったものを木造化するには、構造設計に加えて、防耐火設計をどうするかが重要な課題となります。
 本講座では、小中大規模木造の火災安全設計、最新の建築基準法・告示等をはじめとする法令の概要、構造設計者をゲスト講師に迎えた構造設計と防耐火設計のコラボレーションによるあらたな建築の可能性を学びます。また、東京近郊の木造耐火・準耐火建築物の防耐火設計手法解説ツアーに出かけます。少人数による集中講義ですので木造防耐火を徹底的に学びたい方に最適です。

コーディネーター:安井 昇(桜設計集団)

○第1回
テーマ:
木造建築の防耐火設計概論 〜木造の火災安全設計と防火法令解説〜
日 時:
2017年7月8日(土)14:00〜17:15
講 師:
安井 昇(桜設計集団)
○第2回(フィールドワーク)
テーマ:
都市木造ガイドツアー 〜東京・埼玉・神奈川の木造3〜6階建て視察〜
日 時:
2017年7月22日(土)10:00〜17:15
講 師:
安井 昇、加來千紘(桜設計集団)
○第3回
テーマ:
中大規模木造の防耐火設計(1) 〜その他建築物・準耐火建築物(木造保育所・小学校等)〜
日 時:
2017年8月5日(土)14:00〜17:15
講 師:
安井 昇、佐藤孝浩(桜設計集団)
○第4回
テーマ:
中大規模木造の防耐火設計(2) 〜耐火建築物(木造6階建庁舎、5階建共同住宅)〜
日 時:
2017年8月26日(土)14:00〜17:15
講 師:
安井 昇、佐藤孝浩(桜設計集団)
○第5回
テーマ:
住宅建築の防耐火設計 〜防火木造・準耐火建築物・耐火建築物〜
日 時:
2017年9月16日(土)14:00〜17:15
講 師:
安井 昇、加來千紘(桜設計集団)

基礎編(6) 計4回(90分2コマ/1回)

木の建築賞受賞者が語る 私の木造設計術

定 員:30名
受講料:会員2万5千円、一般3万円(※4回通し)
会 場:東京都内の会議室

【主旨】木の建築賞はこれまで日本各地で12回を開催し、地域の優れた木造建築の取り組みを発掘してきました。その中には地域の木材を活用したデザインと構造や新しい技術開発、地域社会の発展に寄与する注目すべき仕事があり、顕彰されてきました。
 この講座ではその中から選りすぐりの建築家を招いて、受賞作を中心とした自らの木造設計術や地域社会の課題について存分に語って頂きます。あわせてその受賞作の見学会を企画して現地でさらに研修を深めます。
 なお現地見学会については各回の講座終了後に日程を調整して実施します。講座の聞き手は木の建築賞担当理事の安藤邦廣と山崎健治がつとめます。
※1回毎のお申込も受け付けております。

>> リーフレット Word /  PDF

○第1回
テーマ:
奈良町の町家再生の取り組み
日 時:
2017年6月24日(土)13:30〜16:30
講 師:
藤岡龍介(藤岡建築研究室)
○第2回
テーマ:
根羽村における木の地域づくりと高齢者福祉施設
日 時:
2017年7月29日(土)13:30〜16:30
講 師:
松下重雄(汲ンすゞ設計)
○第3回
テーマ:
木造による震災復興の取り組みとナマコ壁の米蔵再生
日 時:
2017年8月19日(土)13:30〜16:30
講 師:
辺見美津男(虚モ見美津男設計室)
○第4回
テーマ:
手のひらを太陽にの家と自然エネルギーを活用した地域づくり
日 時:
2017年9月9日(土)13:30〜16:30
講 師:
日影良孝(日影良孝建築アトリエ)
大場隆博(栗駒木材株式会社)

■ 参加申込方法について

○お申込みの流れ

  1. 参加申込書の送付
    申込用紙に必要事項をご記入いただき、事務局へメール又はFAXにてお申込みください。(各講座は通し受講・一括支払い)

    送り先・問合先:NPO木の建築フォラム事務局
    E-mail:office@forum.or.jp / TEL:03-5840-6405 / FAX:03-5840-6406
  2. 受付確認
    参加申込書の受領後、事務局より受付のご連絡を差し上げます。その後、初回開講日の10日前までに受講料を一括でお振込み願います。

    振込先:三菱東京UFJ銀行 築地支店(普通)1080392 特定非営利活動法人木の建築フォラム

    ※ 恐れ入りますが、振込手数料はご負担くださるようお願い致します。
    ※ 友の会会員の参加費は一般料金となります。
    ※ 賛助会員の参加費は3名まで会員料金となります。
  3. 受講票のお届け
    受講料のご入金確認後、受講票をお届け致します。開催日には受講票をお持ち頂き、会場受付までお越しください。

○キャンセルについて
取り消し・変更がある場合は各講座、初回開講日の1週間前までに事務局へご連絡ください。

○その他
各講座を受講することでCPDの単位 を取得できます(※CPD制度への登録必要)。詳しくは社団法人日本建築士会連合会のHPをご覧ください。
http://www.kenchikushikai.or.jp/cpd-new/access.html