◆2023年度講習会
  ◆2022年度講習会
  ◆2021年度講習会
  ◆2020年度講習会
  ◆2019年度講習会
  ◆2018年度講習会
  ◆2017年度講習会
  ◆2016年度講習会
  ◆2015年度講習会
◆2014年度講習会
  ◆2013年度講習会
  ◆2012年度講習会
  ◆2011年度講習会
  ◆2010年度講習会
  ◆2009年度講習会
  ◆2008年度講習会
  
  
  
  
  

■ 2014年度 木の建築フォラム講習会のご案内

 材料から各種性能、設計例まで、木造建築物の設計、施工等に必要な基礎知識と最新の情報を網羅した講習会を2012年度から進めております。皆様ぜひご参加ください。

(講習会事業幹事 河合直人)

【 対象者 】 木造建築にかかわるすべての人

前 期ー 基 礎 ー
木質材料・耐久性(終了)
木造住宅の構造設計(終了)
住宅の温熱環境(終了)
後 期ー 応 用 ー
公共建築・中層木造建築(終了)
木造建築の許容応力度設計(終了)
木造建築の保存・活用(終了)

*全12講座のうち、2014年度は上記の6講座を開講します。講座の様子

>>> 全体構成

【 お申込み方法 】
こちらの申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、事務局へメール又はFAXにてお申込みください。

 参加申込書(後期用) PDFWord

送り先・問合先:NPO木の建築フォラム事務局
 Tel 03-5840-6405 Fax 03-5840-6406 Email office@forum.or.jp

>>> お申込みの流れ

■ 講座の様子

基礎編(1)「木質材料・耐久性」講座

 2012年度に再編された基礎編「木質材料・耐久性」は、今年度が2回目の開催で、21名の方に参加頂きました。参加者の顔ぶれは多岐に渡り、設計事務所、住宅メーカー、建材メーカー、行政担当者と様々な職種の方にご参加頂き、それぞれの立場から木材・木質材料の基礎をしっかり学ぼうとする意欲が感じられました。
 講習は全5回の開催で、国内の第一線で研究・教育をされている7名の先生方にお話し頂きました。講習内容は、構造用材料としての木材・木質材料の基本的な性質、構造用製材や各種木質材料の製造規格や強度特性値、木材の耐久性能と建築における耐久設計の考え方、あるいは森林資源の現状と木材利用の意義、地球環境と炭素収支の問題など、幅広いテーマについてお話し頂きました。
 普段から木質材料・木質構造に接している受講者が大半でしたが、設計等で使っている数値の根拠であったり、法令の背景となった研究データであったり、なかなか他では得られない情報を効率よく学ぶことができ、受講者の方々からも鋭い質問や疑問点が投げかけられていました。
 本講習会は隔年開催ですが、次回もまた会員の皆様に興味を持って頂けるような講習会を企画致しますので、是非ご参加下さい。

(講習会幹事:青木謙治)

基礎編(2)「木造住宅の構造設計」講座

 隔年開催の本講座は、今回で2回目の開催となります。初回と同様に講師の方々には、講義の組立てを工夫して、大学等で木造の構造について講義を受けていない方や構造を専門としていない方でも取り組み易い内容にしていただいたと思います。
 内容は、主に建築基準法上でいわゆる20条4号の建築物と呼ばれる木造住宅について、単に構造関係の規定(仕様規定)を解説するのではなく、設計者が構造の計画に当たり、一貫して持たねばならない基本的な考え方を特に強調して解説頂いたと感じております。
 講義の範囲は、壁量による設計方法を中心に、性能評価の技術基準までの解説をして頂きました。また、木造の実務者にとって関心があっても不得手の方が多いと思われる、基礎の設計についても解説頂きました。更に、経験的に計画されることの多い床組み等の架構を理論的に計画する手法について、演習により受講生に体験して頂きました。
 受講生の多くは構造設計の未経験者でしたが、演習中心のテキストを基に解説されていることから、理解し易いとの声をいただいています。 本講習会は構造設計の入門編として概説に留まる部分も多くなりましたが、これを足掛かりとして、他の木質構造の設計に係わる講習会へステップアップし、深化していただければ幸いです。

(講習会事務局:道場信義)

基礎編(3)「住宅の温熱環境」講座(省エネルギー性能)

 低炭素社会の実現に、2020年の省エネルギー基準の適合義務化へ向けて、各自なりの対応が切迫感を増す時期となって、本講座は28名の参加者が熱心に受講されました。省エネセミナーはあちこちで開催されていますが、ここでの特徴は木造住宅に絞り、5回に分けて下記のテーマでリレー式に各分野の専門家による最先端情報をお話しいただきました。受講者の省エネ対策や取組手法に参考にしていただける充実した内容となり感謝しています。

 

プログラム

  1. 改正住宅省エネ基準と今後の動向−新評価方法の意義と環境計画/講師:鈴木大隆氏・他
  2. 建築的対応技術ー木造住宅の外皮性能、日射遮蔽の考え方と取組手法/講師:砂川雅彦氏
  3. 設備的対応技術ー一次エネルギー消費予測と取組手法/講師:三浦尚志氏・前 真之氏
  4. 木造住宅の省エネー伝統的な住宅における住環境の質と省エネの両立/講師:赤嶺嘉彦氏・篠 節子氏
  5. 木造住宅の省エネ取組・改修技術ー実践取組/講師:金子一弘氏・渡辺崇充氏

 省エネ基準は家づくりや暮らし方に影響を与えていますが、進むべき目標と様々な課題が見えてきました。従来の大壁造住宅での性能確保だけでなく、伝統的な構法の住宅、板倉造やログハウスも含め、工法とエネルギー消費量との組合せ等で、各自が多様な工夫で省エネ手法をデザインしていく時期になっていると思います。
 次回はより具体的に蓄熱、自然エネルギー等の活用を含めた色々な省エネ実践取組例を中心に企画予定ですが皆様からのご意見、ご要望を期待しております。

(コーディネーター :片岡泰子)

応用編(1)「公共建築・中層木造建築」講座

 本講座は、公共建築物や中層建築物での木材利用が進む中で、最新の実務的な情報を提供し、木造建築物の将来像をともに考える場として設けられました。2012年度から再構成された講習会も2巡目に入り、本講座も2回目となっています。
 講師は前回と同じで、公共建築物等木材利用促進法に関連して国土交通省から出された「木造計画・設計基準」の執筆者や、大規模木造等を数多く手がけた設計者などから成っています。計画、防耐火、構造、遮音、温熱環境、耐久性のそれぞれについて、最新の情報を交えて、基本的な考え方から設計事例まで、充実したお話をいただきました。
 受講者は15名で、金曜日の18時から21時という遅い時間帯ではありましたが、熱心な質疑応答もありました。受講者へのアンケートでも、回答者のほぼ全員から「大変満足」または「満足」という回答が得られ、その理由として「仕事に直接役立つ」、「周辺知識が身についた」といった回答が挙げられています。
 公共建築物や中層建築物での木材利用は徐々に広がってきていますが、課題が多く残されていることも確かです。皆様からのご意見をうかがいながら、さらに充実した講習会を企画していきたいと思います。

(担当幹事:河合直人)

応用編(2)「木造建築の許容応力度設計」講座

 2011年度まで10年にわたり開催されてきた「木構造塾」を再編した講座です。
 本講座は、木造軸組工法の構造設計における関係規定や許容応力度計算の理解を深めることを目的とし、前述の内容を深く理解することで、今後増えてくると予想される中大規模木造の構造設計への対応力を養うものです。
 今年度の講師は、稲山正弘氏と山田憲明構造設計事務所の蒲池健氏が務め、10月11日(土)から12月6日(土)まで4回の講義を行いました。テーマは第1回「梁・柱の断面算定」、第2回「耐力壁の試験方法・評価法・詳細計算法」、第3回「組み立て梁の計算(重ね梁・合板充腹梁、ストレストスキンパネル」、第4回「木造トラスの構造計算」で、2014年度は今後増えていくと予想される中大規模木造建築の構造設計手法や具体的な事例など、実務的な内容が多く、非常に中身の濃い内容となりました。第4回終了後には、恒例となりました稲山氏が構造設計を行った東京大学農学部のセイホクギャラリーにて懇親会を行いました。各回では受講者から多くの実務上の質疑がされ、懇親会では受講者同士での情報交換や交流が盛況に行われました。

(文責:村上淳史)

応用編(3)「木造建築の保存・活用」講座

 本講座は、オムニバス形式で全4回の講義が行われました。第1回(10月4日)は、坂本功氏より、文化財建造物の保存修理における構造補強と題して、文化財の価値を損なわないような考え方や具体的な方法、実例等についてご紹介いただきました。第2回(11月8日)は、藤岡龍介氏より、第9回木の建築賞・大賞受賞作を題材として、地域に残る歴史的建物の調査、長屋借家の埋もれた資産の魅力と利活用について講述いただき、豊かな町家暮らし体験の具体的な提案を紹介していただきました。第3回(12月6日)は、木村勉氏より、歴史的な建物が修復されて活用に至るまでに必要になる様々な調査の目的、内容、手法、進め方などを、指定・登録・伝建の事例を交えてお話しいただきました。第4回(1月31日)は、佐々木文彦氏より、宮城県内で被災した古民家の再生事例を中心に、集落の高台移転を含め、新たなコミュニティの形成や地域の再生に向けた取り組みを報告していただきました。これらの各講義を通じ、保存・活用に伴う諸問題への理解を深め、家づくり・町づくりのあり方について議論しました。(通し参加者は18名)。

(文責・堀江亨)

■ 全体構成

基礎編と応用編はそれぞれ6講座あり、隔年で3講座づつ、年合計6講座を開設(2年間で全12講座を開設)。原則として基礎編は年度前半に、応用編は年度後半に開講。各講座は年4〜6回(90分×2コマで1回)。

2014年度は、基礎編(1)〜(3)・応用編(1)〜(3)を開講します。

<講座概要>

▼基本編/6講座 = 性能項目ごとの講座

  • 基礎編(1) 木質材料・耐久性
    内容:木材・木質材料の基礎知識、地球環境、森林資源の現状、耐久性
  • 基礎編(2) 木造住宅の構造設計
    内容:壁量計算、接合部、水平構面、地盤と基礎、架構設計
  • 基礎編(3) 住宅の温熱環境
    内容:省エネルギー性、住宅の断熱気密、設備的対応技術
  • 基礎編(4) 木造建築の防耐火設計
    内容:基準解説、事例紹介、住宅系、非住宅系、耐火木造
  • 基礎編(5) 木造建築史
    内容:木造建築の歴史、民家の歴史、文化財保存、歴史的街並
  • 基礎編(6) 海外木造建築紹介
    内容:世界各地の木造建築の紹介

▼応用編/6講座 = 建物種別、その他トピックス

  • 応用編(1) 公共建築・中層木造建築
    内容:設計法、法令、事例、実験等最新情報
  • 応用編(2) 木造建築の許容応力度設計
    内容:許容応力度設計、その他の構造計算
  • 応用編(3) 木造建築の保存・活用
    内容:文化財等の保存・活用、まちづくり、民家再生
  • 応用編(4) 地震津波被害・耐震診断・耐震補強
    内容:被害の実態、診断法の解説、補強の実務
  • 応用編(5) 木造住宅の設計・計画
    内容:木の家をつくり続けている建築家・企業の設計手法を学び、木の家をつくる方法を考える
  • 応用編(6) 伝統木造建築
    内容:材料、構造、防火、室内環境、設計事例

■ 2014年度・前期日程

◆基礎編(1) 「木質材料・耐久性」講座

計5回(90分2コマ/1回)
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)
会 場:AGC studio

【主旨】平成14年から9年間にわたって開催してきた木材塾を発展的に再編した「基礎編:木質材料・耐久性講座」は平成24年度に開催されました。建築材料として木材・木質材料を使用する上で必要不可欠な基礎知識を身につけて頂くことを目的としており、前回から最新の知見を一部加えて今年度開催致します。木材と一言でいっても現代の木造建築には、集成材や合板等様々な材料が投入され、市場流通しています。一方、木材は生物材料であるが故の様々な特性があり、これが長所として有効な場面が多いのですが、ひとつ使い方、設計方法を間違えると大きな欠点となってしまうこともあります。そこで、これからの木造建築をより豊かで快適なものとするための基本となる材料の特性やその耐久性について、全5回の講義を行います。

○第1回
テーマ:
地球環境と森林、木造建築物と炭素収支
日 時:
2014年5月10日(土)13:15〜16:30
講 師:
有馬孝礼(東京大学名誉教授)、中島史郎(建築研究所)
○第2回
テーマ:
木材と水・乾燥、木材乾燥と材料・接合強度
日 時:
2014年6月7日(土)13:15〜16:30
講 師:
信田 聡(東京大学)
○第3回
テーマ:
木材、集成材等構造用軸材料の強度特性と規格
日 時:
2014年7月5日(土)13:15〜16:30
講 師:
長尾博文(森林総合研究所)
○第4回
テーマ:
合板、OSB等構造用面材料の特性と使い方
日 時:
2014年8月23日(土)13:15〜16:30
講 師:
渋沢龍也(森林総合研究所)
○第5回
テーマ:
木造建築物の耐久性
日 時:
2014年9月6日(土)13:15〜16:30
講 師:
中島正夫(関東学院大学)

◆基礎編(2) 「木造住宅の構造設計」講座

計5回(90分2コマ/1回)
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)
会 場:AGC studio

【主旨】我が国の2階建て以下の木造住宅の大部分は、壁量計算を主とする仕様書的規定に基づいて設計されています。壁量計算自体は昭和25年の建築基準法制定時に定められましたが、数度の改正を経ており、2000年の改正では、接合部や釣合い良い配置などの詳細な規定が付け加わりました。これらの規定により、一般の木造住宅の耐震性能、耐風性能の確保が図られています。また、品確法性能表示でも、同様の壁量規定・床倍率等の仕様規定によって、耐震等級耐風等級の性能評価が可能となっています。本講座では、これらの規定を踏まえながら、木造住宅の基本的な耐震設計、耐風設計の考え方を学び、木造住宅の構造設計の基礎を再確認すると共に、最新の研究動向や新たな知見を紹介し、ともに考える場としたいと思います。

コーディネーター:大橋好光(東京都市大学)

○第1回
テーマ:
木質構造の概要、基準法壁量設計
日 時:
2014年5月22日(木)18:00〜21:00
講 師:
大橋好光(東京都市大学)
○第2回
テーマ:
性能表示の壁量設計、偏心の確認
日 時:
2014年6月19日(木)18:00〜21:00
講 師:
河合直人(工学院大学)
○第3回
テーマ:
水平構面の設計、柱頭柱脚の設計
日 時:
2014年7月18日(金)18:00〜21:00
講 師:
佐藤 実(M's構造設計)
○第4回
テーマ:
地盤と基礎の設計
日 時:
2014年8月21日(木)18:00〜21:00
講 師:
松下克也(ミサワホーム総合研究所)
○第5回
テーマ:
横架材の設計・耐力要素の評価法
日 時:
2014年9月25日(木)18:00〜21:00
講 師:
松留愼一郎(職業能力開発総合大学校)、道場信義(ハウスプラス確認検査)

基礎編(3)「住宅の温熱環境」講座

計5回(90分2コマ/1回)
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)
会 場:AGC studio

【主旨】第2回目の温熱講座です。低炭素社会の実現に向け、2020年に省エネルギー基準の適合義務化が目標となっている現在、基準達成に向けた様々な技術を取得し、各自の対策手法を模索されている方が、各分野の専門家による最先端の様々な省エネ手法の取組を検証しながら、その情報と課題から木造住宅の構法に適した省エネ設計又は施工手法を学ぶ講座です。

コーディネーター:片岡泰子(木造建築環境設計所)

○第1回
テーマ:
改正住宅省エネ基準と今後の動向 ─ 新評価方法の意義と環境計画
日 時:
2014年5月17日(土)13:30〜16:40(休憩10分)
講 師:
鈴木大隆(北方建築総合研究所)・他
概 要:
平成25年に改正された住宅省エネ基準で導入された様々な評価方法の背景と意義、そして主として戸建住宅の環境計画上、改めて考えるべき要点を、外皮と設備計画の観点から概説します。
○第2回
テーマ:
建築的対応技術 ─ 木造住宅の外皮性能、日射遮蔽の考え方と取組手法
日 時:
2014年6月28日(土)13:30〜16:40(休憩10分)
講 師:
砂川雅彦(砂川建築環境研究所)
概 要:
外皮の断熱性能及び日射制御(遮蔽・取得)による温熱環境の効果と設計・施工技術の詳細について解説します。
○第3回
テーマ:
設備的対応技術 ─ 一次エネルギー消費予測と取組手法
日 時:
2014年7月26日(土)13:30〜16:40(休憩10分)
講 師:
三浦尚志(国土政策総合研究所)・前 真之(東京大学)
概 要:
設備的省エネ技術から住宅の総合的な省エネルギー性能を得るための考え方、評価設計方法を解説します。
○第4回
テーマ:
木造住宅の省エネ ─ 伝統的な住宅における住環境の質と省エネの両立
日 時:
2014年8月30日(土)13:30〜16:40(休憩10分)
講 師:
赤嶺嘉彦(国土政策総合研究所)・篠 節子(篠 計画工房)・他
概 要:
地域型住宅の取組みから伝統的な住宅の省エネ効果と課題が何か、様々な調査に基づいた分析を加え、省エネ対策を検証していきます。
○第5回
テーマ:
木造住宅の省エネ取組・改修技術 ─ 実践取組
日 時:
2014年9月27日(土)13:30〜16:40(休憩10分)
講 師:
金子一弘(金子建築工業株式会社)
概 要:
木造住宅の省エネの取組事例、地域型住宅ゼロエネルギー化への取組を解説します。

■ 2014年度・後期日程

◆応用編(1) 「公共建築・中層木造建築」講座

計5回(90分2コマ/1回)
定 員:40名
受講料:一般3万円、会員2万5千円(※5回通し)
会 場:AGC studio(東京都中央区京橋)

【主旨】2010年に施行された「公共建築木材利用促進法」では、公共建築物における木材の利用が謳われ、一方、4階建て以上の中層建築物を木造でつくる構造や防火の技術開発も進んでいる。また、学校建築に関しては、防火の規制緩和を見据えた研究プロジェクトで火災実験も行われている。こうした状況を踏まえ、本講座は、公共建築物、中層建築物、大規模建築物等を木造で設計するための計画、構造設計、防耐火設計、耐久性設計等に関する最新の情報を提供するとともに、実例に基づいて実務でのポイントを押さえ、木造建築物の将来像をともに考える場を提供する。

コーディネーター:河合直人(工学院大学)

○第1回
テーマ:
中層・大規模木造の計画と実例
日 時:
2014年10月24日(金)18:00〜21:00
講 師:
杉本洋文(東海大学)
○第2回
テーマ:
中層・大規模木造の防耐火設計
日 時:
2014年11月21日(金)18:00〜21:00
講 師:
安井 昇(桜設計集団一級建築士事務所)
○第3回
テーマ:
中層・大規模木造の構造計画・構造設計
日 時:
2014年12月12日(金)18:00〜21:00
講 師:
腰原幹雄(東京大学生産技術研究所)
○第4回
テーマ:
中層・大規模木造の温熱環境・設備設計及び遮音
日 時:
2015年1月23日(金)18:00〜21:00
講 師:
野沢正光(野沢正光建築工房)、平光厚雄(国総研)
○第5回
テーマ:
中層・大規模木造の耐久性
日 時:
2015年2月20日(金)18:00〜21:00
講 師:
中島正夫(関東学院大学)

◆応用編(2) 「木造建築の許容応力度設計」講座

計4回(90分2コマ/1回)
定 員:40名
受講料:一般2万5千円、会員2万円(※4回通し)
会 場:東京大学農学部教室(東京都文京区弥生)

【主旨】これまでの「木構造塾」を再編した講座で、2年ぶりの開催になります。
構造計算には、許容応力度計算から限界耐力計算、保有水平耐力計算、時刻歴応答計算など様々な計算方法があります。しかし木造建築では高度な計算方法ではなくても、ルート1である許容応力度計算で多様な構造設計を行うことができます。
 そこで本講座は、許容応力度計算の基本を学ぶとともに、基本を応用して、様々な形態を創りだす手法を学びます。基本を理解し、それを応用することで中・大規模木造の構造設計へとつながる内容となっております。
 これから許容応力度計算を学びたい方、すでに許容応力度計算をされている方など、基本を理解し、より構造設計の幅を広げることを目標に、是非ご参加ください。

講 師:稲山正弘(東京大学大学院)、蒲池 健(山田憲明構造設計事務所)

○第1回
テーマ:
梁・柱の断面算定
日 時:
2014年10月11日(土)13:00〜16:30
○第2回
テーマ:
耐力壁の試験方法・評価法・詳細計算法
日 時:
2014年11月1日(土)13:00〜16:30
○第3回
テーマ:
組み立て梁の計算(重ね梁・合板充腹梁、ストレストスキンパネル)
日 時:
2014年11月22日(土)13:00〜16:30
○第4回
テーマ:
木造トラスの構造計算
日 時:
2014年12月6日(土)13:00〜16:30

◆応用編(3) 「木造建築の保存・活用」講座

計4回(90分2コマ/1回)
定 員:30名
受講料:一般2万5千円、会員2万円(※4回通し)
会 場:東京大学農学部教室(東京都文京区弥生)

【主旨】2012年度に旧古民家再生塾の後継として始まった本講座も2巡目となりました。今年度は、保存・活用の際に生じる様々な問題や要望への対応を具体的な事例に基づいて講述し、家づくり・町づくりのあり方をともに考えます。

コーディネーター:堀江 亨(日本大学)

○第1回
テーマ:
文化財建造物の保存修理における構造補強
日 時:
2014年10月4日(土)13:30〜16:45
講 師:
坂本 功(東京大学名誉教授)
文化財の修理でしばしば必要になる構造補強が、文化財としての価値を損なわないような考え方や具体的な方法、実例等について紹介します。
○第2回
テーマ:
奈良町宿「紀寺の家」の再生プロセスと改修後の活用法
日 時:
2014年11月8日(土)13:30〜16:45
講 師:
藤岡龍介(藤岡建築研究室)
第9回木の建築賞・大賞受賞作を題材として、地域に残る歴史的建物の調査、長屋借家の埋もれた資産の魅力と利活用について講述し、豊かな町家暮らし体験の具体的な提案を紹介します。
○第3回
テーマ:
保存・活用のための調査の取り組み方
日 時:
2014年12月6日(土)13:30〜16:45
講 師:
木村 勉(長岡造形大学教授)
保存活動、修復、活用など、各段階で必要とする調査の進め方を、指定・登録・伝建などの事例で考えます。
○第4回
テーマ:
震災後の民家の改修再生と活用について−公費解体を乗り越えて再生へ−
日 時:
2015年1月31日(土)13:30〜16:45
講 師:
佐々木文彦(ササキ設計主宰)
宮城県内で被災した古民家の再生事例を中心に、集落の高台移転を含め、新たなコミュニティの形成や地域の再生に向けた取り組みを報告します。

■ 参加申込方法について

○お申込みの流れ

  1. 参加申込書の送付
    講習会の参加申込書は前期用と後期用に分かれています。必要事項をご記入の上、事務局へメール又はFAXにてお申込みください。(各講座は通し受講・一括支払い)

    送り先・問合先:NPO木の建築フォラム事務局
    E-mail:office@forum.or.jp / TEL:03-5840-6405 / FAX:03-5840-6406
  2. 受付確認
    参加申込書の受領後、事務局より受付のご連絡を差し上げます。その後、初回開講日の10日前までに受講料をお振込み願います。

    振込先:三菱東京UFJ銀行 築地支店(普通)1080392 NPO木の建築フォラム

    ※ 恐れ入りますが、振込手数料はご負担くださるようお願い致します。
    ※ 友の会会員の参加費は一般料金となります。
    ※ 賛助会員の参加費は3名まで会員料金となります。
  3. 受講票のお届け
    受講料のご入金確認後、受講票をお届け致します。開講日には受講票をお持ち頂き、会場受付までお越しください。

○キャンセルについて
取り消し・変更がある場合は各講座、初回開講日の一週間前までに事務局へご連絡ください。

○その他
各講座を受講することでCPDの単位 を取得できます(※CPD制度への登録必要)。詳しくは社団法人日本建築士会連合会のHPをご覧ください。
http://www.kenchikushikai.or.jp/cpd-new/access.html