◆2023年度講習会
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■ 2023年度 木の建築フォラム講習会のご案内

 材料から各種性能、設計例まで、木造建築物の設計、施工等に必要な基礎知識と最新情報を網羅した講習会を2012年度から進めております。
今年度は対面とインターネットを使用したオンラインでの講習会開催を予定しております。
皆様ふるってご参加ください。

(講習会事業幹事:河合直人)

 ー 基 礎 ー
(4)木造建築の防耐火設計 <終了>
 ー 応 用 ー
(3)伝統木造の保存・活用 <終了>


■ 講座の様子


応用編(3)「伝統木造の保存・活用」講座

 今回の本講座は好評を博した前シリーズ「伝統木造のレジリエンス[生き延びる力]を考える」の続編として、材料、構法、地域景観、文化財保存などの様々な分野で活躍している講師を招き、オムニバス形式の講義を行いました(4回すべてオンライン)。
 第1回(10月14日)は、山田宮土理氏より日本各地の蔵や小屋の調査事例が紹介され、「塗る」だけでなく「積む」使い方もある多様な土壁構法があることがわかりました。第2回(11月25日)は、金子晋也氏より北海道の木造建築に関するフィールドワークをもとに、鰊漁の番屋建築や米国から移入したバーンの実例を紹介していただきました。第3回(12月23日)は、樋口貴彦氏より日本とスイスの山地にみられる校倉づくりの蔵や住宅が紹介され、改修や移築の過程で見られた構法的特徴や世代を超えた建築の持続的利用の姿を知ることができました。第4回(2月3日)は、黒坂貴裕氏より登録有形文化財の活用事例や、登録抹消の実態などをつぶさに報告していただき、歴史的建造物の継承に関する情報を共有できました。
 これに加えて11月3日〜4日に新潟県上越市高田で見学会を行いました。見学した雁木町家と町並みは、2021年の本講座で黒野弘靖氏よりご講義いただいたものです。黒野氏と地元建築家の関由有子の案内で、町家の所有者の方々とともに、生きた住まい・町並みの保存と活用についてともに考えました。コロナ禍で間が少し空きましたが、座学と実地研修が結びついた良い機会を得ることができました。

(担当幹事:堀江亨)


上越市高田雁木町屋見学の様子

■ 2023年度講習会


基礎編(4) はじめての木造建築の防耐火設計

■主 旨:
 2010年に公共建築物等木材利用促進法の施行から約10 年間、木造建築に係わる建築基準法の改正が続き、2019年には、従来、耐火建築物が求められた規模・用途に対しても、性能設計が整備され、木造建築に関する設計の自由度がさらに向上してきています。そのため近年では、住宅に限らず非住宅においても、木造・木質化への取り組みや実現した設計事例が増えてきています。
 本講座では、最新の建築基準法・告示等をはじめとする法令の概要を中心に、木造建築に関する火災安全設計について、3日間の集中講義をオンラインにて実施します。毎回、WEB配信会場を変えて、現地参加も可能とします。木造・木質空間での講義としますので対面での参加もご検討ください。

(コーディネーター:安井 昇(桜設計集団))

日 程:
@2023年11月11日(土)13:15〜16:45
WEB+対面(自由学園明日館)
「木造防耐火設計概論+近年の法改正動向」

A2023年11月18日(土)13:15〜16:45
WEB+対面(八ヶ岳秘密基地)
「小中規模木造(住宅含む)の防耐火設計」

B2023年12月2日(土)13:15〜16:45
WEB+対面(桜設計集団京都事務所)
「中大規模木造(住宅含む)の防耐火設計」

(毎回、対面参加者との懇親会を企画します)

定 員:40名(WEB+対面の合計)
各回、WEB・対面が選択可能です
(ただし、対面の定員10名)
参加費(※3回通し、消費税込):
    木の建築フォラム会員 20,000円
    一般         25,000円
    学生          1,000円
講 師:安井 昇/桜設計集団一級建築士事務所
    加來千紘/桜設計集団一級建築士事務所
    松本洋平/香山建築研究所

下記の申込フォーム、またはお申込書よりお申込ください。
申込フォーム:https://forms.gle/ooAQubP2Jk4vQujw6
申込書:PDFWord

参加申込の確認後、事務局より受付のご連絡を差し上げます。

応用編(3) 伝統木造のレジリエンス[生き延びる力]を考える パート2

 伝統木造建築は、環境や社会状況の変化に適応し、今日まで生き延びてきました。当講座では、「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」をレジリエンスと呼び、その言葉にちなんだ形で伝統木造が備えている特質を検証すべく、2021年度に4回のオムニバス講座を開催しました。
 今年度も引き続きレジリエンスをキーワードにして、材料、構法、地域景観、文化財保存などの様々な分野で活躍している講師を招き、オムニバス形式の講義を企画しました。地域でのフィールドワークや、地元で保存に関わる担い手との関係など、現場での活動に基づくお話をしていただき、多角的な視野から伝統木造の「生き延びる力」を見つめ、どのように伝統木造を活かしていくかをともに考えます。
 また現地見学会として、2021年度に好評だった新潟県上越市高田の町並みに関する回の実地研修編として、建物と町並みの視察を行います。

(コーディネーター:堀江 亨(日本大学))

 

■定員・受講料(消費税込):
◇講義
定員:50名
(4回通し) 木の建築フォラム会員7,000円、一般10,000円、学生3,000円
(各回受講) 木の建築フォラム会員2,000円、一般3,000円、学生1,000円

◇見学会
定員:15名
申込締切:10月16日(月)
参加費 木の建築フォラム会員5,000円、一般8,000円、学生2,000円(予定)(現地見学のためにかかる費用。宿泊費、食費、現地交通費、見学先までの往復交通費などは含みません。日程詳細決定時に改めてご案内します)

■第1回
「日本各地の蔵や小屋にみる多様な土壁構法」
日 時:2023年10月14日(土) 14:00〜16:00 
講 師:山田 宮土理(早稲田大学)
 フィールドワークによる日本各地の蔵や小屋の調査事例を紹介しながら、「塗る」だけでなく「積む」使い方もある多様な土壁構法について、地域で入手できる材料や建築の用途・要求などとの関係から紐解いていきます。

■第2回
「生き延びてきた北海道の番屋建築とバーン(納屋)」
日 時:2023年11月25日(土) 14:00〜16:00 
講 師:金子 晋也(札幌市立大学)
 北海道の木造建築に関するフィールドワークをもとに、鰊漁の番屋建築や米国から移入したバーンといった明治期に生まれたビルディングタイプのなかで、伝統木造建築の構法がどのように生き延びたかを考えます。

■第3回
「運動体としての建築-日本とスイスの校倉造りの家屋から-」
日 時:2023年12月23日(土) 14:00〜16:00 
講 師:樋口 貴彦(職業能力開発総合大学校)
 日本とスイスの山地にみられる木材を積み上げて造る校倉づくりの蔵や住宅を取り上げ、改修や移築の過程で見られた構法的特徴の変遷や世代を超えた建築の持続的利用の姿を紹介します。

■第4回
「たてもの継承の現場から見た伝統建築のレジリエンス」
日 時:2024年2月3日(土) 14:00〜16:00 
講 師:黒坂 貴裕(八戸工業大学)
 「木の建築」第56号から始まった「たてもの継承の現場から」は、歴史的建造物を継承しようとする活動やその体験記の情報発信です。今回は、継承できなかった歴史的建造物を見ながら建築のレジリエンスとは何か考えます。

【現地見学会】上越市高田の町並み
日 時:2023年11月3日(金・祝)〜11月4日(土)
申込締切:10月16日。ただし定員になり次第締切。
ナビゲーター:関 由有子(雁木のまち再生・代表理事)・黒野 弘靖(新潟大学)
 17世紀前期に町立てされた高田は、市街中心より延びる全長13km、1200軒もの町家が連なる日本一の長さを誇る雁木通りで名高い城下町です。狭い間口と数十メートルにおよぶ長大な奥行をもつ敷地に建つ町家群は、トオリニワと高い吹抜をもつ茶の間に特徴があります。江戸期から現在まで様々に形を変えながら「生き延びて」きた町家と町並みの有り様に触れ、またその活用と再生について実例に触れながらともに考えます。
(11月3日お昼過ぎに現地集合、11月4日お昼頃に現地解散の予定。11月4日午後にエクスカーションを検討中。詳しいタイムスケジュール・見学建物等については、準備ができましたら追加資料としてお示しできます。現地までの交通の手配は参加者が行ってください。宿泊の手配は原則として幹事が行います。)

下記の申込フォーム、またはお申込書よりお申込ください。
申込フォーム:https://forms.gle/9HYL1gyRFHE72AjVA
申込書:PDFWord

参加申込の確認後、事務局より受付のご連絡を差し上げます。