播繁、安藤邦廣、泉幸甫、内田みえ、加来照彦、小嶋睦雄、杉本健一、槌本敬大、中谷正人、速水 亨、藤田香織、安井昇、松井郁夫、池田昌弘

＜客員選考委員＞
本江正茂、野村俊一、土岐謙次、菅原英介

　本年度は、東北大学 せんだいスクールオブデザインの皆さんの協力のもと、宮城県仙台市にて、いま、どのような木の建築をつくるかを考えました。第8回木の建築賞は、下記の日程で進められました。

■2012年9月5日：一次選考会（書類選考）
■2012年10月6日：二次選考会（木の建築賞発表会）・統括討論会
■2012年10月〜12月：三次選考会（現地審査見学会）
■2013年1月16日：最終選考会

第8回木の建築賞　入賞作品・活動 決定！

*建築の名称・活動の名称／応募責任者

■木の建築大賞　＜１作品＞
『手のひらに太陽の家』 （日影良孝／日影良孝建築アトリエ）
■NCN木骨構造賞　＜１作品＞ （特別協賛：株式会社エヌ・シー・エヌ）
『東北大学大学院環境科学研究科エコラボ』 （佐々木文彦／有限会社ササキ設計）
■日集協集成材建築賞　・メンバーズチョイス賞*　＜１作品＞ （特別協賛：日本集成材工業協同組合） *二次選考会時の投票で得票数のもっとも高かったもの
『水の町屋　七日町御殿堰』 （本間利雄／本間利雄設計事務所）
■中国木材ハイブリッド建築賞　＜１作品＞ （特別協賛：中国木材株式会社）
『国際教養大学カフェテリア増築棟』 （仙田　満／仙田満＋株式会社環境デザイン研究所）
■木の住宅賞　＜１作品＞
『岩室の家』 （金子　勉／金子勉建築設計事務所）
■選考委員特別賞　＜１活動＞
『越後杉による川上から川下までを網羅した「地産地消の家づくり」』 （重川隆廣／株式会社重川材木店）
■木の建築賞　＜４作品＋１活動＞
＜活動＞ 『宮古発・復興住宅「ぬぐだまり」建設 プロジェクト』 （内田信平／岩手県立大学　盛岡短期大学部）
＜作品＞ 『かわまた「結の家」』 （齊藤史博／さいとう建築工房）
＜作品＞ 『苫小牧信用金庫まちなか交流館』 （山脇克彦／株式会社北海道日建設計）
＜作品＞ 『下川町環境共生型モデル住宅　美桑』 （櫻井百子／アトリエmomo）
＜作品＞ 『佐渡／鍛冶の家』 （大橋秀三／大橋建築設計工房）

以上

※詳しくは「NPO木の建築」35号の特集をご覧ください。
会員の皆様をはじめ、多くの方々のご支援があって、木の建築賞を開催することができました。この場をかりて厚く御礼を申し上げます。

（木の建築賞事業幹事　山�阜虫｡）

　10月6日、東北大学青葉山キャンパス中央棟大会議室において行われた二次選考会を通過した11点の作品及び活動は、以下のとおりです。このあと、三次選考＜現地視察見学会＞がおこなわれ、最終選考会を経て、木の建築大賞、木の建築賞、特別協賛賞の各賞を発表いたします。

＜二次選考通過作品、活動（11）＞

＊建築の名称・活動の名称（所在地）／応募責任者

• 宮古発・復興住宅「ぬくだまり」建設プロジェクト（岩手県）／内田信平
• 東北大学大学院環境科学研究科エコラボ（宮城県）／佐々木文彦
• 国際教養大学カフェテリア増築棟（秋田県）／仙田　満
• 川俣「結の家」（福島県）／齋藤史博
• 苫小牧信用金庫まちなか交流館（北海道）／山脇克彦
• 手のひらに太陽の家（宮城県）／日影良孝
• 水の町屋　七日町御殿堰（山形県）※／本間利雄
• 岩室の家（新潟県）／金子　勉
• 下川町環境共生型モデル住宅　美桑（北海道）／櫻井百子
• 佐渡／鍛冶の家（新潟県）／大橋秀三
• 越後杉による川上から川下までを網羅した「地産地消の家づくり」（新潟県）／重川隆廣

（二次選考会発表順、一次通過19件中）

※ メンバーズチョイス賞　（二次選考会時の投票で得票数のもっとも高いもの）

（木の建築賞事業幹事　山�阜虫｡）

■第8回木の建築賞　いよいよ二次選考会（関連見学会のご案内）

■第8回 木の建築賞　一次選考通過作品・活動

第8回木の建築賞 一次選考通過作品、活動（19）

応募責任者	建築の名称/活動の名称	所在地
小野　泰太郎	ショートステイ啄木鳥	秋田県
山脇　克彦	苫小牧信用金庫まちなか交流館	北海道
前田　伸治	川沿いの家	青森県
大橋　秀三	佐渡／鍛冶の家	新潟県
本間　貴史	南光台キリスト教会	宮城県
金子　勉	岩室の家	新潟県
井端　明男	剣淵町「つちのこ館」	北海道
秋葉　圭史	平清水の家	山形県
市橋　正祟	棲	福島県
櫻井　百子	下川町環境共生型モデル住宅　美桑	北海道
本間　利雄	水の町屋　七日町御殿堰	山形県
日影　良孝	手のひらに太陽の家	宮城県
齋藤　史博	川俣「結の家」	福島県
重川　隆廣	越後杉による川上から川下までを網羅した[地産地消の家づくり]	新潟県
杉本　洋文	名取市図書館どんぐり子ども図書室	宮城県
仙田　満	国際教養大学カフェテリア増築棟	秋田県
佐々木文彦	東北大学大学院環境科学研究科エコラボ	宮城県
石川　雄斗	東海大学ﾁｬﾚﾝｼﾞｾﾝﾀｰ3.11生活復興支援ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ	宮城県　岩手県
内田　信平	宮古発・復興住宅「ぬくだまり」建設プロジェクト	岩手県

―いま、どのような木の建築をつくるか

1. 名　称

第8回　木の建築賞

2. 応募対象地域　　東北、北海道、新潟地区

北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、新潟県、福島県

全国を４つの地域に分割し、いずれかの地域で年１回の開催とし４年で全国を一巡する。
地域側からみれば、４年に一度行われるオリンピック方式である。

3. 趣　旨

木の建築に関わる者が自らの仕事や活動を発表し、相互に評価するとともに、賞の選考過程をこれからの木の建築のあるべき方向を探る議論の場とする。

4. 選考の基準

以下の基準において一定の水準に達している建築または活動を木の建築賞として選考する。
また、その中からもっとも優れているものを木の建築大賞として選考する。

1. 地域の文化や風土が表現され、木の建築文化と芸術の振興に寄与していること。
2. 木材を主として用い、森林の保全と木材産業の振興に寄与していること。
3. 職人や工務店が主体となってつくり、木の建築技術の継承と発展に寄与していること。
4. 木の循環的利用が図られ、木の建築の修復や再利用において優れているもの。

5. 選考方式

1. 一次選考＜書類選考＞
   選考委員が「建築・活動シート」による書類選考を行ない、20点程度の建築・活動を選出する。
2. 二次選考＜木の建築賞発表会＞
   一次選考通過の建築・活動（20点程度）の応募者による10分間のプレゼンテーション（＋質疑4分間、合計14分間）を行なう。
   その後、選考委員（持ち点5票）と発表会に参加するフォラム会員（持ち点3票）全員が投票を行い、投票結果を見ながら参加者全員による統括討論会を行う。
   投票の結果と討論の内容を鑑み、三次選考を行なう建築・活動を選考委員がその場で決定する。
3. 三次選考＜現地視察見学会＞
   選考委員が1チーム3名以上のチームに分かれ現地審査を行う。
   現地案内は応募者が行なう。
   見学希望者の同行が可能であれば見学者が同行する場合がある。
4. 最終選考会
   選考委員が現地視察見学会の評価を持ち寄り、選考の基準に基づいて内容を検討し、厳正な審査のうえ、入賞建築・活動を選出する。

6. 賞

○木の建築大賞：　1点
○木の建築賞（下記特別協賛賞を含む）：　10〜12点
○特別協賛賞：　○○新人賞・○○住宅賞などと合せて、特別協賛団体、企業の理念にそった賞を設ける。
○メンバーズチョイス賞：　二次選考会時の投票で得票数が最も多いものを表彰する。
　メンバーズチョイス賞に限り、他賞とのダブル受賞があり得る。

7. 選考委員　敬称略・五十音順

選考委員長　播繁／播設計室　代表

　　

選考委員
安藤邦廣／筑波大学大学院人間総合科学研究科　教授
泉幸甫／泉幸甫建築研究所・日本大学教授
内田みえ／有限会社サイレントオフィス　代表
加来照彦／株式会社現代計画研究所　取締役
小嶋睦雄／静岡大学名誉教授、浜松学院大学現代コミニュケーション学部・静岡県農林大学校林業学科非常勤講師
杉本健一／森林総合研究所　構造利用研究領域　木質構造居住環境研究室　室長
槌本敬大／国土交通省国土技術政策総合研究所、総合技術政策研究センター評価システム研究室長
中谷正人／中谷ネットワークス主宰　千葉大学客員教授
速水亨／速水林業代表、(社)日本林業経営者協会会長
藤田香織／東京大学大学院工学系研究科　建築学専攻　准教授
安井昇／桜設計集団一級建築士事務所　代表
松井郁夫/　松井郁夫建築設計事務所
池田昌弘/　株式会社Masahiro Ikeda School of Architecture 主宰

客員選考委員
本江正茂／東北大学大学院工学研究科　都市・建築学専攻　准教授
野村俊一／東北大学大学院工学研究科　都市・建築学専攻　助教
土岐謙次／宮城大学事業構想学部　デザイン情報学科　助教
菅原英介／株式会社　菅原設計
大場隆博／日本の森バイオマスネットワーク副理事長

8. 応募条件

• 応募資格、条件等は特にありません。応募点数の制限はありません。
  ただし、応募書類に虚偽の記載があると判明したときには入賞を取り消す場合があります。
• 応募年度に開催が示された地域内における木の建築または、木の建築に関わる活動であり、2002年１月以降の竣工完成もしくは活動であること。
• 選考委員および客員選考委員、もしくはその関係者の応募は一切認めない。

9. 応募方法

応募は次の1〜2をもって応募完了となります。

1. 応募書類の提出：「応募概要書」・「建築・活動シート」をメール送信　及び　郵送（宅配便可）
2. 応募費用の振込み

10. 応募の詳細

1. 応募書類の提出：
   「応募概要書」・「建築・活動シート」をA：メール送信　及び　B：郵送（宅配便可）
   
   応募書類受付期間：2012年7月9日（月）〜2012年8月17日（金）
   
   A：データの提出
   「応募概要書」（A4サイズ２枚、Excelファイル）は、NPO木の建築フォラムのホームページよりダウンロードし、必要事項を記入して木の建築賞事務局宛にメール送信してください。
   URL：http://www.forum.or.jp/
   「建築・活動シート」は、下記の作成要領にしたがって作成し、解像度350dpi以上でPDF（もしくはJPG）書類（A4サイズ、２頁）を木の建築賞事務局宛にメール送信してください。（上記と合せて送信してください）
   
   送り先：NPO木の建築フォラム木の建築賞事務局：
   kinokenchikusyou@gmail.com
   
   B：書類の郵送
   上記書類「応募概要書」・「建築・活動シート」を、郵送または宅配便でNPO木の建築フォラム事務局宛にお送りください。
   ※データでの提出物は作品集印刷用に、郵送いただいた書類は、審査用に使用させていただきます。
   
   ★「建築・活動シート」作成要領
   
   • 建築・活動解説、概要、主旨、図版（写真・図面）等をA4サイズ（210�o×297�o）タテ使い２枚にレイアウトしてください。
   • A4サイズ（210�o×297�o）の四周は、それぞれ15�oあけてください。
   • 図面等の縮尺、紙質、色は自由とします。パネル化はしないでください。
   • 使用言語は日本語のみとします。
   • 応募者を特定できる情報を記載しないこと。
   • 応募書類はそのままA4サイズ見開き2頁にレイアウトしたカラーの資料集としてまとめ、二次選考会（木の建築賞発表会）木の建築賞発表会にて、配布、および販売を行います。また、資料集の写真を次年度以降の木の建築賞ポスターとして使用させていただく場合がございます。応募者は、写真などについて著作権等の問題が生じないよう提出前に必要な手続きを済ませてください。
   • 送信料、および送料は応募者負担となります。送料が受取人払いのものは受領できません。
   • 応募書類受付期間最終日の2012年8月17日（金）の送信記録、消印および宅配業者受付は有効とします。
   • 郵送、およびデータ送信中の破損、遅延等については応募者の責任とします。
   • 応募書類の返却は一切行いません。
2. 応募費用の振込み：
   
   • 応募作品1点につき所定の金額を指定の口座に、必ず応募責任者のお名前でお振込みください。
   • 応募費用　　20,000円／１点（ただし、NPO木の建築フォラム会員は10,000円／１点）U40（応募責任者が40歳以下）は上記費用が半額になります。また、応募時にNPO木の建築フォラムの入会申込み手続きを行った場合は、会員の費用となります。
   • 二次選考費用　　10,000円／１点（一次選考通過者のみお振込みください。一次選考結果通知時に、あらためてご案内いたします。）
   • 振込先：静岡銀行　掛川支店　普通0867207　木の建築フォラム　木の建築賞

11. 選考スケジュール

• 実施要項配布開始　　：2012年6月下旬
• 応募書類受付期間　　：2012年7月9日（月）〜2012年8月17日（金）
• 一次選考＜書類選考＞：2012年8月下旬
• 一次選考結果通知　　：2012年9月上旬
• 二次選考＜木の建築賞発表会＞（応募者プレゼンテーション＋統括討論会）
  日時：2012年10月6日（土）　9：30〜18：00
  会場：東北大学工学部青葉山キャンパス中央棟大会議室
• 三次選考＜現地審査見学会＞：2012年10月下旬〜12月中旬
• 最終選考会：2013年1月中旬
• 結果通知：2013年1月下旬
• 表彰式：2013年（NPO木の建築フォラム通常総会にて）

12. 発表・表彰

• 『NPO木の建築』第35号に作品を掲載する。
• 2013年度NPO木の建築フォラム通常総会にて表彰を行う。

13. 主催、共催、特別賞協賛団体・企業、協賛

主催：NPO木の建築フォラム
特別賞協賛団体：株式会社エヌ・シー・エヌ　他
協賛：NPO木の建築フォラム会員有志

14. お問い合せ、および応募書類送付先

NPO木の建築フォラム事務局
東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル4階　　〒112-0004
E-mail：kinokenchikusyou@gmail.com　　URL：http://www.forum.or.jp/
TEL：03-5840-6405　　 FAX：03-5840-6406

15. 関連行事

◆情報交換会（懇親会）
日時：2012年10月6日（土）18：30〜20：30
場所：東北大学生活協同組合　工学部食堂　DOCK

◆見学会
日時：2012年10月7日（日）9：00〜
場所：瑞巌寺見学　他

二次選考＜木の建築賞発表会＞には、どなたも参加することができます。
―いま、どのような木の建築をつくるか　を仙台で共に考えませんか。

>>> リーフレット（PDF）