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![]() ■第11回木造体力壁ジャパンカップ 決勝トーナメント結果 ■公募最後の決勝トーナメント |
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■ 第11回木造耐力壁ジャパンカップ 決勝トーナメント結果 | |||||||||||||||||
2008年12月6日(土)、7日(日)ものつくり大学(埼玉県行田市)にて第11回木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメントを開催しました。9月末に日本建築専門学校(静岡県富士宮市)で行われた予選を勝ち抜いた8体による熱戦が繰り広げられました。 受賞を果たしたチーム名ならびに耐力壁名は次の通りです
総合優勝を果たした「流しソーメン」は、細い縦材を桁と土台に大入れで差し込んだだけの非常にシンプルな壁です。そのため施工費と加工費の合計が一際低く、加工・施工部門を制しました。同時にエネルギーの吸収能力で判定する耐震性にも優れていて、トップの「姫壁2008」に次いで8体中2位となる数値でした。デザイン性の評価も高かったため、総合評点は他の7体に比べて突出して高く、文句なしの1位となりました。また、トーナメント戦を制した「カップラーメン2」は、最後に残った1体だけの破壊試験を行い、50kNを超える耐力を発揮しました。短い貫を用いてラーメン構造を形成した「無鉄貫体」は、壁の真ん中に人が通り抜けられるだけの空間を確保できることを高く評価され、見事デザイン部門賞を獲得しました。解体時間、使用材料の重量によって評価される環境部門においては、女子学生2名で解体作業を行った「ぬき子」が受賞を果たしました。惜しくも僅差で変形量が大きいために敗退した「壁ライダー☆V3」には、制作に関わった日本建築専門学校の学生の皆さんの運営に関わる功績も併せて認められ、審査員特別賞が贈られました。 今回、デザインの審査には、岸 純夫 理事長(日本住宅・木材利用技術センター)、内田祥哉 先生(東京大学名誉教授 内田祥哉建築研究室主宰)、深尾精一 教授(首都大学東京)に行っていただきました。総合的なバランスを考えて設計することの重要性をご指摘いただき、また、「流しソーメン」や「無鉄貫体」のような常識を破るような壁の登場に対する大きな評価をいただきました。 これまでと同様の形式での公募で行う木造耐力壁ジャパンカップは今年度で一旦終えることとなりますが、今後、同様の企画を実施する際には、また多くの皆様にご参加いただきたく思っております。 なお、木造耐力壁ジャパンカップに毎年出場いただいている東北職業能力開発大学校(宮城県栗原市)にて2月13日(金)、14日(土)に木造耐力壁競技会というイベントが実施されますので、ご興味をお持ちの方はぜひ観戦ください。 |
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(岩崎敏之) |
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左 「カップラーメン2」の破壊試験を終えた直後に破壊箇所の確認や撮影をしている会場風景 右 最後に足元が破断した「カップラーメン2」 |
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左 「カップラーメン2」の破壊試験を終えた直後に破壊箇所の確認や撮影をしている会場風景 右 最後に足元が破断した「カップラーメン2」 |
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左 女子学生2名が頑張る「ぬき子」の解体風景 右 デザイン賞を獲得した「無鉄貫体」 |
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■ 第11回 木造耐力壁ジャパンカップ 公募最後の決勝トーナメント | |||||||||||||||||
12月6日(土)、7日(日)ものつくり大学(埼玉県行田市)にて第11回木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメントが開催されます。出場する壁は、9月末に日本建築専門学校(静岡県富士宮市)で行われた予選を勝ち抜いた8体です。 今年度で公募最後にするということもあり、これまで最多の33体の壁に出場いただきました。北は北海道、南は四国まで、全国からオリジナリティあふれる壁が集結し、耐震性やデザイン性の優れた壁をできるだけコストを押さえた形で実現させることを競いました。決勝トーナメントに進出する上位8体の耐力壁およびチーム名は次のとおりです。 |
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流しソーメン | 無鉄貫体 | カップラーメン2 | 姫壁 | ||||||||||||||
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大楔 | V3 | ぬき子 | 貫+筋交い+足固め+くさび | ||||||||||||||
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左: 観察/撮影風景(2008 予選会場風景) | |||||||||||||||||
加力終了後には、耐力壁の近くに寄って、観察や撮影ができます。 作業時の服装にも工夫が見られました。 |
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右: 「技」という文字が背中に入ったそろいのシャツを着て組立て施工する様子 左: 耐力壁名「無鉄貫体」の文字の入ったTシャツのデザイン |
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12月6日(土)は8体全ての組立作業のみ行い、7日(日)にトーナメント戦が実施されます。予選順位に応じて決められた組み合わせで行われます。 入場無料で観戦していただけます。7日の対戦の模様を多くの皆様にご覧いただき、さまざまな設計の勘所をつかんでいただきたいと実行委員メンバー一同、望んでおります。 |
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(岩崎敏之) | |||||||||||||||||
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