■海外交流・支援活動について
木の建築フォラムでは、海外交流・支援活動を積極的に行っていきたいと考えています。

フォラムには、様々な分野で木の建築に関わっている会員がたくさんいます。
山のこと、木のこと、環境、木構造、文化財、施工など、あらゆる分野にわたる研究者と設計者はもちろんのこと、施工にあたる工務店社長や大工も数多く参加しています。
フォラムのネットワークを是非ご活用ください。

詳細は事務局にお問い合わせください。

 ■海外交流
現在ありません。
 ■支援活動
 IASS東京講演会・投稿募集

フォラムではIASS東京講演会を後援しています。
論文の投稿募集にぜひご参加ください。

■講演会概要

テーマ:生物に基づいた・生物に学ぶ環境共生構造
共同主催:IASS(International Assosiation for Shell and Spatial Structures,国際シェル空間構造学会)のWG12(木造)とWG18(環境共生形構造)
共同会長:今川憲英、アンドレアス・ファルク
会期:2015年4月9日〜13日
場所:東京電機大学北千住キャンパス

■論文の内容
理論的研究、デザイン論、作品等
Abstract/Paper締切:2014年9月29日〜2015年1月10日

■問合先:03-3295-1251
iass2015tokyo@gmail.com
www.facebook.com/IASS2015Tokyo

 小田原流の家づくりプロジェクト「よせぎの家」シンポジウムのご案内

 神奈川県小田原では、小田原地区の川上から川下までの関係者を一同に介して、小田原の木を使った家づくりを検討・実施してきました。このプロジェクトの実証モデル展示の完成を記念し、これからの木づかい活動について幅広く議論する場として、見学会とシンポジウムを開催します。

■日時:2014年3月23日(日)10:00〜17:00

■主催:よせぎの家プロジェクト実行委員会、相州こゆる木・よせぎの会

■共催:NPO木の建築フォラム

■後援:
小田原市、無尽蔵プロジェクト・県西住まいづくり研究会、おだわら森林・林業・木材産業再生協議会、小田原市森林組合、小田原地区木材業協同組合、小田原林青会、小田原大工職組合、神奈川県建築士会小田原地方支部、神奈川県建築士事務所協会県西支部、東海大学工学部建築学科杉本研究室などを予定

■プログラム:
<第1部> 街歩き見学会 10:00〜12:00
内容:小田原市板橋に展開する邸園・なりわい文化の見学
集合場所:小田急線 箱根板橋駅前集合
ガイド:内藤英次氏 NPO小田原まちづくり応援団理事
参加者:木の建築フォラム会員対象 資料代金1,000円/人
 
<第2部> シンポジウム 13:00〜17:00
場所:神奈川県小田原市 いこいの森 体験交流センターきつつき
パネラー:
安藤邦廣氏(筑波大学名誉教授)、速水亨氏(速水林業代表)、杉本洋文氏、池村明生氏(以上、東海大学教授)、川村昇氏(神奈川県建築士事務所協会県西支部)、永井壮茂氏(内閣官房2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室)、高木大輔氏(小田原林青会会長)、下田大祐氏(東海大学大学院生)などを予定
参加者:市民 学生 その他 
参加費:無料

<第3部> 懇親会 18:00〜
場所:小田原駅周辺
参加者:市民 学生 その他
   会費:会費制
>>> 問合先:木の建築フォラム TEL 03-5840-6405
>>> 申込先:【事務局】小田原市経済部農政課農林業振興係 東・松山 TEL 0465-33-1491

 森の未来に出会う旅vol.7 〜森から学ぶ木造建築の設計士セミナー〜

■主催:森の未来に出会う旅実行委員会

■開催日時:2013年8月5日(月)〜2013年8月9日(金)

■開催場所:汗見川ふれあいの郷清流館(高知県長岡郡本山町沢ヶ内626)

■詳細:http://fan1111.web.fc2.com/

 森の未来に出会う旅vol.6 〜森から学ぶ木造建築の設計士セミナー〜

■主催:森の未来に出会う旅実行委員会

■開催日時:2012年8月27日(月)〜8月31日(金)<4泊5日>

■開催場所:汗見川ふれあいの郷清流館(高知県長岡郡本山町沢ヶ内626)

■詳細:http://fan1111.web.fc2.com/mori6.html

 BIOCOMP2012(第11回環太平洋木質バイオマス複合材料シンポジウム)

■主催:公益社団法人 日本木材加工技術協会 BIOCOMP2012運営委員会

■開催日時:2012年11月27日〜30日

■会場:静岡県コンペンションアーツセンター GRANSHIP(グランシップ)

■日程:
11月27日(火)参加登録・歓迎レセプション
11月28日(水)基調講演、研究発表(口頭・ポスター)、懇親会
11月29日(木)研究発表(口頭・ポスター)
11月30日(金)見学会
*詳しい内容はWebサイトをご覧ください >>> http://biocomp2012.ipc.shizuoka.ac.jp/

 森の未来に出会う旅vol.5 〜森から学ぶ木造建築の設計士セミナー〜

■主催:森の未来に出会う旅実行委員会

■開催日時:2011年8月23日(火)〜28日(日)<5泊6日>

■開催場所:汗見川ふれあいの郷清流館 (高知県長岡郡本山町沢ヶ内626)

■日程:
8/23 講義:森の現状、まちに森を作る
8/24 間伐体験、製材所の見学 他
8/25 講義:土佐派の設計理念、職人に学ぶ 他
8/26 木材強度実験、エコアス馬路村の見学 他
8/27 大工の講義、大工体験、漆喰体験
8/28 振りかえり、交流会

■参加費:学生3万8千円/社会人4万5千円

■定員:20名
セミナーの詳細はホームページをご覧ください。http://fan1111.web.fc2.com/mori-5.html


 森の未来に出会う旅実行委員会は、これからの木造建築を担う、若い世代が中心となって運営されております。昨年に引き続き、当フォラムは今年もこの会を後援します。ご興味を持たれた方は、下記の連絡先へ


「森の未来に出会う旅実行委員会」事務局:石川 E-mail info@mori-mirai.com

 東北職業能力開発大学校主催「第6回木造耐力壁競技会」

■開催日時:2011年2月17日(木)〜19日(土)
■会場:東北職業能力開発大学校(宮城県栗原市築館字萩沢土橋26)

お近くのかたは、ぜひ観戦にいらしてください。
詳しくは木造耐力壁競技会のホームページで
http://www.geocities.jp/kijikara/



 本郷館の保存に関する声明文
特定非営利活動法人 木の建築フォラム 理事長 坂本 功

 本郷館は、東京都文京区に所在する木造3階建ての大規模な下宿屋です。1905(明治38)年に創建され、その後の寄宿舎の時期を経て、大正から昭和戦前期まで、賄付き下宿屋として経営され、相次ぐ増改築を経つつも、いわゆる「高等下宿」としての当初の構成、外観をよく残しながら現在まで使われてきました。
 本フォラムは、木を巡る生活文化の再構築を目指し、優れた木造建築を社会資産として継承するために尽力しております。本郷館はこの地域のみならず、社会全体からみた貴重な文化遺産であり、近代建築史学のみならず、建築計画学、都市史、都市景観、生活史など様々な側面での価値を有しているといえます。
 したがってこの建物は保存するに値すると考えます。本フォラムはこの建物を保存するために必要な改修などに関して、可能な範囲で学術的、技術的な協力をしたいと考えております。(2010年10月21日)

 根津 茨城県会館
地域交流部会幹事 宮坂公啓

 2004年夏以降の茨城県会館の様子をお伝えします。
 公募11案の中から1位に選定された「既存建物の大部分を有料老人ホーム(74室)に建替え、既存建物の一部(本館木造2階建て)を敷地内で曵き家し、レストランに転用する案」は、現在、「本館木造2階建て」は解体され、代って「木骨煉瓦造の蔵」を曵き家・転用して、飲食店として有料老人ホームに併設する工事が進行中です。
「根津・茨城県会館(旧田嶋浅次郎邸)を活かす会(以下、活かす会)」の有志は、8月20日に開かれた事業主による計画変更説明会や、その後数回におよぶ事業主との会合で、「公募選定原案の実現」や「地域景観の保全」をねばりづよく交渉しましたが、土地を売却した茨城県が計画変更に同意し、地元町内会も了承したこともあり、公募選定原案に戻すことはできませんでした。しかし、8月後半から9月半ばにかけての交渉の結果、次のような成果が得られています。

1)解体された「本館木造2階建て」については、事業主から活かす会に「地域の文化継承のために部材を提供する約束」が申し出されました。活かす会では、移築先の検討を始めています。
2)茨城県会館の場所にあった「屋敷」の 記憶が、少しでも多く残るようなデザインを有料老人ホーム施設に施すことに事業主が賛意を示しています。


●3月24日に茨城県総務部買受人選定委員会は、「既存建物の大部分を有料老人ホーム74室に建替え、既存建物の一部を敷地内で曵き屋しレストランに転用する案」を選定しました。選定結果発表1週間後には売買契約が結ばれたことが新聞で報道されました。
 「根津・茨城県会館(旧田嶋浅次郎邸)を活かす会(以下、活かす会)」が支援した「創建当初建物を保全し保育園を隣接する案」は、公募11案の上位2社に選ばれましたが、地元町内会には「古い木造建物が残ることに対する防災上の不安」の声が多く、町内会役員による多数決が「地元の意向」として最終選考に反映される結果となりました。
 活かす会では、「地元を極めて狭義に解釈し、公平性に疑義がある。」として橋本茨城県知事に最終選考のやり直しを求める要望書を送りましたが回答は得られませんでした。活かす会は4月12日に買受人となった(株)久保工(千代田区)と会合を開き、「地域の文化と歴史の継続性が保たれること」、「建物解体前の見学会」などを申し入れました。
 「地域に根ざした木の建築の技術を構築し、生活文化の向上に寄与することを目的とする」当フォラムにとっては、現実の課題の大きさと重さを知る機会となりました。詳しくは、次のサイトを参照ください。
http://www.yanesen.net/news/ 


会員の皆さんのご意見もお聞かせください。

●「残したい建物があります。文京区根津・茨城県会館。明治の屋敷を再生活用したい事業家を探しています。」と、昨年12月にホームページでお知らせした茨城県会館(旧茨城県職員東京宿泊所)に学校法人が名乗りをあげてきました。1月初旬のことです。
 活用案公募締切りが1月末と迫っていたので、当フォラムが発起団体(三団体)の一つになっている「根津・茨城県会館(旧田嶋浅次郎邸)を活かす会(以下、活かす会)」では有志を募り、創建当初建物に保育所を併設する活用案をまとめるお手伝いをしました。
 新聞報道によれば、応募案は計11案。マンションによる建替え案が7案、茨城県会館の一部を保存してマンションまたは高齢者施設を建替える案が3案。創建当初建物を保全する案は、活かす会が支援した案だけだったそうです。


現在の茨城県会館の状況は「たてもの応援団(文京の歴史的建造物を活かす会)」のホームページでご覧になれます。

 「地域に根ざした木の建築」−茨城県会館−に対して、私たちNPOが出来ること
 この写真は、茨城県がこの建物と土地の競売の公募を開始した12月12日直後に撮影されました(撮影:平賀 茂)。この競売を広く世間一般に知らせると同時に、建物と庭を保存活用できる事業家を探すチラシ3000枚を作成・配付するためです。
 公募要項では地域の防災や景観への配慮を土地利用の条件としていますが、建物の保存条件が明記されていないので、建物は取り壊わされ、建替えられることが起こり得ます。
NPO木の建築フォラムは、10月5日に「文京歴史的建物の活用を考える会」と「NPOたいとう歴史都市研究会」を支援するため、「根津・茨城県会館(旧田嶋浅次郎邸)を活かす会」の設立発起団体の一つになりました。
 皆さんにお願いしたいのは、このチラシを多くの人に転送して、この建物を活かせる事業家を探すことです。また、茨城県知事や東京都知事、文京区長に向けて、手紙や葉書、E-mailで保存活用を求める意見を送ってください。皆さんの声が行政機関の意志を変える力になります。次のサイトも参照ください。
http://www.yanesen.net/news/
http://www.toshima.ne.jp/~tatemono/
問合先:宮坂公啓(電話03-5337-4038)
 「子供たちが初めて建てる家」 in ものつくり大学
■開催日:2003年11月30日(日)・12月7日(日)・14日(日)■
 北海道小樽の世界職人学会第1回総会会場で削ろう会と連携して行なった、このプロジェクトは(NPO 木の建築 No.7参照)、場所を変えて埼玉県行田市のものつくり大学の市民木工教室で行われました。。(下の写真は11月9日に撮影)
  

設計者も考えつかなかった接合方法を、ものつくり大学側から提案。
さすが、“ものつくり大”!(右の写真は金物を使わない接合部の試作モデル)

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市民木工教室を開くにあたって
ものつくり大学建設技能工芸学科  
学科長 岩下繁昭教授  
ものつくり大学は、実技・実務教育の重視を特徴の一つにしている。大学での設計や実習が、実務ともっとも違うのは顧客がいないことである。作るものは顧客の要求に基づいたものでもないし、できあがったものを喜んでくれる人もいない。
 そこでものつくり大学では、地域とのパートナーシップで実技・実務教育に顧客との関係を作り出そうとしてきた。今回のプロジェクトは、行田市の支援で市民木工教室として学生と市民とがパートナーを組んで、子供のための大型室内遊具を製作し、市内の幼稚園や保育園に寄贈しようとするものである。
 学生による設計も進んでいたが、NPO 木の建築フォラムの宮坂さん、神田さんのデザインを見たとき、今回はそのデザインをお借りすることにした。実施設計は非常勤の大工さんと学生とが行った。鉋、鑿の研ぎから始まって、加工の基本練習、木工機械による部材荒加工が行われた。大工経験が初めての市民が、どこまでできるか、寄贈できるものができるかどうか楽しみである。
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