■第29回公開フォラムのご案内 

テーマ:「4号特例縮小・新壁量等設計法で木造住宅はどう変わるか」

 2025年4月、木造住宅には大きな法改正がある。4号建築物が廃止され、壁量設計等の仕様規定が大きく改正される。新3号建築物は、平屋の200m2までに縮小され、2階建て以下の300m2超になると構造計算が義務化される。また、必要壁量は、総2階建ての場合、従来の1.3倍以上になる。同時に、従来、品確法でのみ使えた準耐力壁が建築基準法に位置づけられ、壁倍率の上限も7倍となる。高耐力の耐力壁の開発が活発化するとともに、接合金物や基礎の高性能化も進むことが予想される。
この改正は、木造住宅の構造だけでなく、プランニング、立面計画等の意匠にも大きな影響を及ぼすことが予想される。日本の住宅が、新しい段階、新しいフェーズに移行するといってもよいだろう。こうした状況に、木造住宅の関係者はどのように対応すれば良いのだろうか。一緒に考えてみたい。

■日 時:2024年6月23日(日)14:40〜18:00
■会 場:東京大学農学部弥生講堂+オンライン(東京都文京区弥生1-1-1)
■参加費:
(資料集)木の建築フォラム会員 3,000円
一般 4,000円
学生 1,000円
(リーフレット)500円
※どちらもPDF送付となります。
※ご参加には資料集、またはリーフレットをご購入いただく必要がございます。

■プログラム(予定、敬称略)
14:40〜14:45 趣旨説明
大橋好光(NPO木の建築フォラム理事長)

【新しい基準の解説】
14:45〜15:00 @建築基準法改正の背景と改正概要
荒木康弘(国土技術政策総合研究所)

15:00〜15:40 A新しい基準の内容と根拠解説
山崎義弘(東京工業大学 多元レジリエンス研究センター)

15:40〜15:45 休憩

【関係者の新しい基準への対応】
15:45〜16:05 @住宅メーカーの対応
逢坂達男(一般社団法人 日本木造住宅産業協会)

16:05〜16:25 A工務店の対応
青木哲也(一般社団法人JBN・全国工務店協会 理事)

16:25〜16:45 B設計事務所の対応
古川保(すまい塾古川設計室)

16:45〜16:55 休憩

16:55〜17:50 パネルディスカッション
ファシリテータ:腰原幹雄 NPO木の建築フォラム理事
パネリスト(所属前掲):荒木康弘、山崎義弘、
逢坂達男、青木哲也、古川保

17:50〜18:00 まとめ
河合直人 NPO木の建築フォラム理事

18:10〜19:30 懇親会