■第22回公開フォラム開催案内 

テーマ:火事に負けない木造の福祉施設・幼児施設をつくる

 日 時:2016年6月19日 日曜日 14:00〜17:50

 会 場:東京大学農学部弥生講堂(文京区弥生1-1-1 農学部正門横)

 アクセス:地下鉄南北線・東大前駅より徒歩1分、千代田線・根津駅より徒歩8分

>>リーフレット

 近年、各所で木造の福祉施設・幼児施設等が建てられており、階数や延べ面積、建築地の防火規制によって、その他建築物から準耐火・耐火建築物まで様々です。2015年6月には、木造3階建て学校等を1時間準耐火構造等で建築できるようになるなど、火災安全性を確認した上で、規制緩和も進んでおり、木造で建築可能な規模・用途が拡大しています。
 幼児や老人が利用する施設を木造化することは利用者にとっても有意義なことですが、一方で、災害時に自力避難が困難であったり、避難時間がかかるなど、避難設計上配慮すべきことも少なくありません。また、火災時に利用者による初期消火を想定しにくいことも課題として上げられます。
 そこで、今回の公開フォラムでは、その他建築物・準耐火建築物・耐火建築物とした木造の福祉施設・幼児施設等について、その可能性と課題、設計の現状、並びに事例紹介などを行い、今後の展望等について議論します。万障お繰り合わせの上、是非ご出席頂きたく、ご案内申し上げます。

【プログラム】

14:40〜14:45 <趣旨説明>
槌本敬大(国立研究開発法人建築研究所、木の建築フォラム理事)

14:45〜15:30 <第一部:基調講演>
「木造の福祉施設・幼児施設をつくる-可能性と課題-」
長谷見雄二(早稲田大学)

15:30〜16:35 <第二部:事例紹介>

  1. 「法令整理とそのた建築物事例」
    安井昇(桜設計集団・木の建築フォラム理事)
  2. 「地元製材による準耐火建築物(1)」
    ねばねの里“なごみ”[老人福祉施設]
    松下重雄(みすず設計)
  3. 「地元製材による準耐火建築物(2)」
    わらしべの里共同保育所[保育所]
    古川泰司(アトリエフルカワ)
  4. 「集成材等による準耐火建築物・耐火建築物」
    スパビレッジ・ホリカワ[老人福祉施設]
    西出直樹(住友林業)

16:35〜16:45 休憩

16:45〜17:45 <パネルディスカッション>
パネリスト:長谷見雄二、安井昇、松下重雄、古川泰司、西出直樹

17:45〜17:50 まとめ 安藤邦廣(木の建築フラム理事長)

18:00〜19:30 懇親会
懇親会が開催されます。奮ってご参加ください。(懇親会参加費5000円の予定)